保存刀装具鑑定書(平成28年11月8日)付
¥100,000(税込)
桐箱・布団付
◎時代・国
江戸後期(約200年前)、国不詳
◎法量
竪長さ8.22㎝ 横長さ8.22㎝ 厚さ0.45㎝ 重さ106g
◎品質・形状
丸形 鉄地 肉彫地透 丸耳 両櫃孔。
◎説明
南蛮鐔はいわゆるポルトガル・スペイン等を指しているのではなく、隣接の中国人によって製作された輸入品に対して呼称していたものと思われるが、後には長崎などに来住した異国人によって我国で造られたようである。
本作は南蛮鐔には珍しく「竜宮城」を題材として、龍や城や波を立体的に複雑に彫り出している。中には鯉も表現されていて、「登竜門」としての意味も含まれているのであろう。特別な画題に技術を集中した入念作である。