保存刀装具鑑定書(平成26年2月26日)付
¥80,000(税込)
桐箱・布団付
◎時代・国
江戸中期(約300年前)、長門。
◎法量
竪長さ7.8㎝ 横長さ7.28㎝ 厚さ0.42㎝ 重さ112g
◎品質・形状
竪丸形 鉄地 鋤出彫 鋤残角耳小肉 両櫃孔。
◎説明
遠く山間に楼閣があり、近くの湖畔には大樹に覆われた邸宅があって、二人が懇談しているようである。
湖上にはさらに二人を乗せて棹を操る船頭がいる。鐔の裏側には、邸の裏門であろうか、客一人を乗せた船頭がいる。
鉄錆地一色の鋤出彫がいかにも墨画山水を想わせる入念作である。
長州萩住友久は、河治・八道・井上・吉見など各派におり、本作者がどの友久かは不明であるが、共に良工であって山水風景図を得意としている。